十石山(2524m) 安房山(2219m)

北アルプス

十石山 安房山 山スキー
2007年4月 乙丑日

十石山(2524m) 安房山(2219m) 晴れ

メンバー アニ
06:40 平湯温泉安房峠林道ゲート
08:14 十石山北西尾根取り付き
10:55 十石山
11:29 ドロップイン
12:34 安房山南西尾根取り付き
14:42 安房山
15:09 ドロップイン
15:50 林道
17:05 平湯温泉安房峠林道ゲート

3月後半、虫歯がのっぴきならないこととなり、週末を治療にあてなければならなくなってしまった。行きたい所は色々あるが身から出たサビである。
午前1時半過ぎに自宅を出た。松本ICで下りいつものコンビニで朝食を購入、時間がもったいないのでナガラ運転で平湯に向う。ゲートに到着し路肩に寄せて車を駐車、他に登山者はいない

十石山 安房山 山スキー
シールで歩き始める。最初のカーブをショートカットするが、雪が切れブッシュを歩かされる。林道に出てしばらくすると日が当たり始めた。安房平で林道を離れ、GPSを頼りに目標の尾根に向う。(名称が分からないので仮に北西尾根とする)この尾根の記録はあまり見られないが、金沢の先生のHPにそれらしいものがある。

十石山 安房山 山スキー
尾根末端から急登が続き、1869mピークでやや落ち着く。順調に登っていくがすでに雪が重い。1ヶ月位季節が進んでしまった様な感じだ。森林限界がちょうど稜線である。日焼け止めを塗りなおし、スキーで登って行く。

十石山 安房山 山スキー
雪に埋まる十石小屋が見えれば山頂はすぐそこだ。

十石山 安房山 山スキー
さて今回は新たに購入した板のデビュー山行である。板はロシニョール BANDIT B1W(女性用の150cm)、これにダイナフィットTLT Vertical FT、靴はスカルパと迷ったがガルモントメガライドg-fitを選択。

十石山 安房山 山スキー
超軽量を実現させるために、GPSに続く派手な出費となった。その甲斐あって満足のいく内容となったが・・・
いよいよ滑降開始だ、キビキビとした板の反応が嬉しくなる。滑っていても軽さを実感する。稜線から北西尾根に滑り込む、ワサビ谷側も面白そうだ。1950m付近で尾根を外れ安房山側の沢に入る。湿雪に板を取られ大転倒、埋まってしまった板を掘りおこすのに苦労した。

十石山 安房山 山スキー
安房山南西尾根取り付き(正式名称不明)で大休止。気持ちを切りかえ、急登にジグを切っていく。古いトレースがあったが雪解けが進んだためにその通りなは歩けない。1900m付近で傾斜は落ち着く。雪が少なくブッシュが目立つ。最後はうねうねした雪庇が頂上に続いていた。

十石山 安房山 山スキー
予定より遅くなってしまったがどうにか辿り着いた。何かの施設が気になるが、上高地が良く見える。十石山をバックに記念撮影。

十石山 安房山 山スキー
今回は安房峠に至る県境の尾根を滑ることにする。降り口には目印があり分かりやすい。木が多いことも気になるがそれよりもとにかく雪が重い。1950m付近から安房平に伸びる支尾根を滑り林道に出た。

十石山 安房山 山スキー
ヒールをフリーにすると、まるでクロカンの様に走ることが出来る。ディアミールではこうはいかない。転倒時に板の開放も体感、リターンスプリングの機能がないこともまったく気にならない。見た目には何だか頼りないダイナフィットのビンディングだが、一度使うともうディアミールには戻れなくなってしまう。
いい買い物をしたことに安堵しつつ林道終点へと急いだ。

アニ 記